9/25/2007

ウェブディレクションの難しさ

ウェブデザイナー、ウェブディレクター、ウェブプロデューサーなどなど。

いわゆる今花形の職業かもしれない。

IT関係って響きがいいのかもしれない。

でも、想像以上に地味で単調作業が多い。
いわゆる面倒くさい作業が多いのだ。

この地味で単調な作業にいかに熱中して、集中して仕事できるかがこの職業との戦いだ。

長く続かず、息切れしてしまう人が多い。

会社でも何人の人が辞めていったことか。


例えば、画像やテキストを変更するだけで、あとは一定のHTMLフォーマットを100アイテム以上入力していく作業。
正直、面倒だ。かなり面倒だ。
私はこういった作業を数年続けてきた。
次第にこの作業はたいして技術力がなくてもできるということに気がつき、
インターンやちょっとHTMLが分かる人を雇ってやってもらうことにした。

100アイテム以上入力し終わる頃になると、「自分はウェブができる」と思ってしまう子、
「単調すぎてつまんない」と思ってしまう子の2通りに分かれる。

「単調すぎてつまんない」の子はもちろん辞めてしまうが、
「自分はウェブができる」と思った子は見込みがあると思っていた。

あの単調で苦しい作業を続けられるのだから、きっとその他のウェブ制作もできるはずだと希望の光をもってしまった。

「自分はウェブができる」の子に、次の作業を任せてみた。
CSSを使ったHTMLコーディングだ。
Dreamweaverが飛躍的に進歩したので、CSSでのコーディング作業はかなり楽になった。

丁寧に教えてあげた。

それとなくこなしているように見えた。

だからさらに次の作業を任せてみた。

ウェブ制作の工程の中で一番面白い部分であるサイトの基礎を組み立てる作業。
Illustratorのデザインを切り刻んでのベースコーディングだ。

できなかっった。

「自分はウェブができる」子たち全員、この時点でみなお手上げだった。

ガッカリだった。

私は特別ウェブ制作の学校へ行って勉強したわけでもない。
誰かに教わったわけでもない。
こんな私ができるのに、なぜみんなお手上げ状態になってしまうのか。

分からない。分からない。
興味があって好きなことであればとことん熱中できるのではないか。
会社にいて出来なければ、悔しくて家に帰ってもやろうと思わないのか。

私はそうだった。
人と競争して勝ち負けを決めるのは大嫌いだけど、自分に負けるのだけは嫌だった。
出来なくて、悔しくて、泣きながらソルーションを考えて、
教えてくれる人もいなくて、手探りながらも必死でがんばってきた。

新しいことへの挑戦を常にしていかなきゃいけない仕事なのに、
その途中、いいや入り口のところで音を上げてしまうなんて。

まあ、ウェブ制作に限ったことではないのだろうけど。
どの世界でも見た目や響きに憧れをもって、実際やってみたら違うといって辞めてしまう人は多いだろう。

だけど、最低2年くらいは続けようよ・・・・。

数ヶ月であきらめてしまうなんて、

結局、私は未だにウェブ制作を下に丸投げすることが出来ずにいる。

根気とガッツのあるウェブを勉強したい人求む!!!
かなりハードだけど、私の下で学べば必ずや第一線の
ウェブ制作技術が身につきます。
2年はがまんして続けよう!!!


(↑かなり偉ぶった発言だけど、本当に本当に本当にがんばった見返りは大きいと思います)

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