1/09/2008

大きな心をもった人=大人

大人でいるのは難しい。

大人は、「嫌だ」、「辛い」ことでもがまんしなくてはいけない。


ここ数年、意識して人の「悪口」をいわないように努めてきた。

悪からは何も生まれないと思っているし、

悪は悪を呼ぶから。

でも、昨年末起こった事件に関しては、さすがの私も堪忍袋の緒がきれた。

同僚のことだ。

いままでどちらかというと、自分勝手なところはある人だったけれど、
まあ、そういったところも彼女の魅力だと思っていた。
しかし、今回ばかりは彼女の身勝手さで、どれだけ被害を被り、
会社として苦しい状況におかれたか。

彼女にどんな不幸が降りかかっているとしても、
同情の余地などない。

どんな状況であれ、一切連絡をしてこないという神経が信じられない。

社長にだけ電話はあったようだけれど、
何度も心配してメールを出した私には一切連絡はなかった。

「嫌われていたんじゃない」
とほかの人にいわれた。

どちらかというと、彼女には気を遣って接してきたつもりだし、
「嫌われる」というほど接点もなかったけれど
人は意味もなく誰かを嫌うこともあるので
そうだとしても特に気にはしていない。

好き嫌いは別として、クライアントにはそんなことは一切関係ない。
彼女のせいで、クライアントに出す案件が大幅に遅れている。
この案件が会社にとってどれだけ大切なものなのか、
ここ数年、一緒に仕事をしてきた仲間ならわかっていたはずだ。

それを、こんな形で裏切るとは。

私だけでなく、ほかの社員も憤りを感じている。

が、私は率先して彼女を非難することはいわないようにしている。


冒頭にも書いたが、

悪からは何も生まれないから。


なりたくもないのに、変な肩書きだけつけられて、
私自身片意地はってここ数年は突っ走ってきたかもしれない。
年上の彼女からすると、そんなところも気に入らなかったのかも。

昔、お父さんが言っていた。

「妬まれるというのは自分がまだそれだけの人間でしかないからだ」と。

最近になって特にその言葉が身にしみる。

すべての人に認められるようになるには私はまだまだなのだろう。

以前勤めていた会社でものすごく怖い女性のマネージャーがいた。
私は部署が違うとはいえ、大の大人の男を怒鳴り散らしている彼女の前では
いつもびくびくしていた。

それでも、彼女は仕事はできたのだよね、きっと。

今思うと、彼女を怖いという人は多かったけど、
非難したり、悪口を言っている人はいなかった気がする。


いずれにしろ、大人にならないといけない。

こんな裏切りかたをされても、動ぜず、大きな心で、状況をしっかり把握していかないと。


本心を打ち明けずに年を越してしまい、仕事の案件でうなされる悪夢にも襲われ、
悶々とした気持ちを抱えてきたけど、こんな風に吐きだしたら少し気分が楽になった。


なんかの占いで書いてあった。

「今年は新たな試練があるけれど、それを乗り越えると大きなチャンスが訪れる」と。

ピンチはチャンス。

今までだって何度も直面してきたし。

今回だって切り抜けてみせるよ。

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