
先日、ブリーダーのところに行ったとき、ゴクウは3lbの小さな子だったと話したら、
「通常小さい子は3〜4年くらいしか生きられなかったりするのよ。
8歳まで生きた丈夫な子に出会えて良かったわね」
って言われた。
そっか。
私、試行錯誤しながらもごくちゃんを無事育てたんだな。
生まれつき目の病気はあったにしろ、大病もせずスクスク育ってくれた。
ごくうは私のところに来て、不幸だったんじゃないかって、そう思うことも良くあった。
特に誘拐された後は。
ごくうを飼う時に学生だった私がちゃんと育てられるかブリーダーさんは心配していた。
あの頃は今ほどインターネットに情報もなかったから、子犬の育て方はとにかく手探りだった。
初めての予防接種の時、突然リアクション起こしておかしな行動をとりだして
あわてて緊急病院に連れて行ったっけ。
2歳の頃に、痔になって緊急病院で切開オペをしてもらった時、
麻酔がきいてきて意識がなくなる直前まで、ずっと私の顔をペロペロしていた。
目の病気が一生治らないって獣医さんに言われた日。
失意の中家に飛び帰ったけれど、当のごくうは何にもなかったように元気に飛び跳ねていた。
ドッグパークデビューしたときも、ずっと私の足下に隠れてびくびくしていた弱虫くん。
すっごく楽しそうに大笑いしてはしゃいでいた山登り。
いっぱい、いっぱい思い出があるよ。
こうやって、涙がとまらずに泣いている私を心配そうに見つめながら、ずっと涙をペロペロしてくれた。
泣きやむまでずっと。
きっと「泣かないで」って言ってくれてたんだよね。
本当に、もう、ごくうに会えないんだね。
でも、こんなにたくさんの思い出をくれたごくうに会えた私は幸せものです。
ありがとう。