何年も会社をやっていると、あちらこちらから一緒にやらないかの話を持ちかけられる。
「一緒にやらないか」
の言葉ほど危険なものはない。
制作畑のうちみたいな生真面目なことろは、
一緒にやらないかといってその言葉を鵜呑みにすると、
働くだけ働いて、その後プロジェクト上で何か問題が発覚すると、
話を持ちかけた方は一歩引いてしまう。
悪い人の場合、音沙汰なしで逃げてしまうとか・・・。
だから、お金が絡むことは極力やらないようにしているが、
お金には変えられない働いた分の時間は戻ってくることがない。
とあるベンチャー企業とは契約も交わし、話も上手いこと進んでいたのに、
あるとき突然話が途切れてしまった。
数ヵ月後に判明したのだが、別の会社を見つけて乗り換えてしまったのだ。
まあ、金銭的な面で解決はしたのだけれど、私たちが使った時間は戻ってこない。
この企業だけではないが、長年の経験上、急かす客にいい客はいない。
提携と言う話が来る場合、相当慎重にならないと正直ものは必ず損をするのだ。
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